Loading
 

コラム

令和4年度 地域別最低賃金
正式に決定

 令和4年度の最低賃金について正式な公示待ちとなっていましたが、先日すべての都道府県で公示され、国が示した目安どおり全国加重平均で31円の引上げとなりました。
 改定日は10月1日以降となっていますが、自社の従業員の給与が最低賃金を下回っていないか事前に確認しておきましょう。

地域別最低賃金全国一覧はこちらをクリック

 全国加重平均額31円の引上げは昭和53年度に目安制度が始まって以来の最高額となりますが、近年の物価上昇やコロナ禍からの回復を受け、政府は「できる限り早期に全国加重平均1000円以上を目指す」方針を掲げていますので、今後も最低賃金の大幅な引き上げが実施されることが予想されます。
 ますます高騰する人件費に対応するには企業内での生産性向上が重要な課題となりますが、中小企業向けの支援策のひとつとして「業務改善助成金(生産性向上のための設備投資を行い事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合に、設備投資にかかった費用の一部を助成)」の制度拡充をおこなっていますので、ぜひ、ご活用ください。

厚生労働省 業務改善助成金サイトはこちらをクリック

 

関連記事

  1. 雇用調整助成金の特例措置
    令和4年4月以降にかかる申請の取…
  2. 36協定が押印不要に?
    新様式における注意点について
  3. 令和3年度 労働保険の年度更新について
  4. 脳・心臓疾患の労災認定基準
    20年ぶりに改正
  5. 令和5年3月分から変更となる協会けんぽの健康保険料率
  6. 令和6年度は据え置きとなった雇用保険料率
  7. 「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンの実施
  8. 雇用調整助成金の特例措置
    令和4年1月以降の内容公表

プロフィール

社会保険労務士


大塚寿里
おおつかじゅり

 

企業をとりまく環境はめまぐるしく変わり、頻繁な法改正に加え、働く人の意識も変化しています。
私たち社会保険労務士は労務管理の専門家として、労使トラブルを未然に防ぐだけでなく、企業の成長と発展に貢献していきたいと考えています。

最近の記事

PAGE TOP